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思ったこととか起こったこととか
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『三国志男』という三国志に縁のある遺跡を巡る旅行記を、
友人から借りて読みました。
随分前にAmazonさんにオススメされておもしろそうだと思ってはいたものの
買うほどではないとふみ、(泣き虫弱虫~は近所の図書館に置いてたから読んだけど)
放置してたら急に友人が持っているって言ったので。
火曜に借りて木曜に返さなければならず
近年稀に見るスピードで読みました。おもしろかったです。
ちなみに某様がブログでおっしゃっていた
「インドなんて二度と行くか!ボケ!!・・・でもまた行きたいかも」
という旅行記を書いた人と同じ人です。
たしかにいいまわしがくどいっちゃくどいですが、
信也先生の書く文章に酷似していたため
友人の生八つ橋ブックカバーがかかっていなかったら
ミスフルの新刊かと思ったほどです。信也先生もゲーマーだし。
信也てんてーのテンションで乙一風の諧謔を目指した(でも失敗してる)
感じの文章で、私としては気の抜けた感じがむしろ好きでした。
泣き虫弱虫~もよほど三国志を虚仮にしてましたが
これもけっこうひどいな~(笑)こういうの大好きだなー。
作者の三国志に対する愛は伝わってくる。でもひどいということが
紛れもない事実なのがまたひどい(観光地的な意味で)

この中でものすごく「ほほぅ」と思ったフレーズは、
『(略)オレにとって三国志というのは歴史書ではなくバトル漫画である。そして、「好きな漫画のキャラクターの墓が実在する」というのはもの凄いことなのではないだろうか?
(中略)
 ああ、こんなに心躍る体験ができるなんて、実話を元にした漫画のファンになるというのはなんて素敵なことなんだろう。だからオレは~(後略)』

というところ。(わざと文字色を見にくくしています。太字部分などは原本準拠)
なるほどー、でした。史跡巡りする最近のゲーマーの気持ちはこんななんですね。
きっと。
歴女もわざわざ「伊達政宗大好き!」「幸村様に仕えたい!」「竜の右目になりたい!」
とか言わず、「筆頭ラブ!」「くのいちのポジションはゆずれない!!」「帝王森川!!」
とか、開き直ればいいじゃない。

あと、定軍山を見に行ったときの
定軍山は(中略)夏侯淵さんが老将黄忠に首から肩にかけ真っ二つにぶった斬られるという、猟奇殺人事件が起こったところである。(中略)しかしそういう考え方をすると、もし今が夏侯淵が斬られた1年後ならまさにここは殺人現場であり、オレもおそらく「イヤ~ッ!殺人現場!怖いっ!!帰るっっ!!」と泣き叫んで思わずバイタク兄ちゃんに抱きつき間違いが起きてしまうことだろう。だがそんな殺人現場も、1800年経つと、古戦場として喜んで現場を訪れ興奮で身もだえるというのはなんとも悪趣味な感じがする。

というくだり。(同上)
そうね、日本だってたかだか四百年経っただけで関ヶ原も六条河原も萌えスポットだし
嫌われ横柄ものも、現代風に言えば”ツンデレ”という最強のステータスだよね。



ちなみに私自身はオタクは褒め言葉だし腐女子と言われても否定しないですけど
歴女という呼称は断固拒否します。
たぶん、そんなに執着してるワケじゃないし(少なくとも手ぬぐいは欲しくない)
左近は好きだけどあくまでもゲームのキャラ(および司馬ヶ原左近)に対するものだし。
彦根に行きたいのは餅と戯れたいからです。
そんな女が”歴”の字を冠するなんて、歴史に失礼です。
歴史=事実じゃないし、綺麗なものじゃないし、やっぱり人が死ぬのは嫌だし
戦国時代が好きかと聞かれたらあまり好きじゃない気がする。
武将は好きだけど、やっぱ、武将というキャラクターになってしまう。
そういうのではなく、たしかにあった時代として、
ないがしろにしたくない気持ちはあります。

ちなみに光秀に対する思いはまた別格で、あの人は私にとって大切な人というか、
恩人というか、ナウシカで言うユパ様、もののけで言うおトキさん、
耳をすませばでいう聖司のお祖父ちゃんです。
あと地元の津軽家の人々も好きだ。酒乱だろうが暗愚だろうが、
信義様は胸をはって生きていけばいいと思う。
十中八九徳川幕府の陰謀だし。

話がそれた。
でもこの本の作者は平和主義者だ。
ゲーム出身オタクファンである己の身を知りつつしっかり三国志を愛でているなぁ。
いいなぁ。かわいいなぁ、この作者。


そうそう、レッドクリフも見たんですよ。
実家で、わうわうで、二夜連続ではいってたのでつい。
戦闘シーンとラブシーンが長すぎてうんざりした(そこ山場だからしかたない)以外は
おもしろかったんじゃないでしょーか。曹操様結局かっこよかったし。
女性が魅力的だったし。でも尚香ちゃんのラストの行動が腑に落ちないけど。
無双と泣き虫弱虫~の孔明先生を見慣れているせいか
あんなに一生懸命な孔明先生は孔明先生っぽくないと思いましたけどかっこよかった。
だれが主役かわからないごちゃごちゃ感はありましたが
それがあえて意図されたものならかえって好印象だし。
しかしSHIDOH NAKAMURAはまた特攻隊長なのか。
硫黄島からの~でもそんな役回りだったじゃんよ。
外人から見たらあの人はそんなに特攻しそうに見えるのかな。
離婚(に至る経緯がなければ)しなければもっと好きな役者さんでした。
そして馬の名前で噴く。マサルさん!

年末からプレイ中のOROCHI再臨についても
一言二言言いたいことがあるのですがそれはまた今度。

拍手[1回]

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さんごくし!!!
とあささん!私その本持ってたのに!(爆笑)とあささん絶対好きか、毛嫌いするかのどっちかだと思ってリスペクトしかねていたら先を越されてしもうた・・・ジェラシー・・・

何って、これだけ伝えたかったのです(笑)何だかんだで今は月2~3くらいのペースでそっち行ってるんで、お暇な時には会いませう^^
よしの 2010/01/15_Fri_:44:06 編集
びっくりしたな!!
わぁ!びっくりした!!普段コメント欄あまり有効活用できてないから気がつかなかったじゃん(笑)
私の就活は今年の6月付近からです。
そういえばメール返してなかったね(笑)
あいたい!あおうよー^^

今月はちょっと学期末だけど来月は暇になると思うんで来るなら飲もうよ(笑)

そして本の紹介(笑)
おもしろかったよ、すごく(笑)
その話もしよう!!
近々メールする!
とあさ@管理人 2010/01/15_Fri_:49:55 編集
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